妊娠中の食事でおすすめの食べ物や注意する食べ物
生まれてくる赤ちゃんのためにも最善を尽くしましょう!!
早い人では妊娠がわかったその日から数ヶ月にわたって耐えてきたつわりのつらさ。
胃のむかむか、吐き気など、なった本人しかわからないそのつらさが、だいぶ楽になってくるのが妊娠5〜6ヶ月頃です。
しかし何でも食べられるようになった反面、これからのために食生活に気を付けないといけない時期なのです。
おなかに赤ちゃんがいるからといって、妊娠前の2倍の量を食べる必要はありません。
それより出産トラブルを避けるためにカロリーや塩分を控えるべきです。
どちらも多く摂り過ぎると妊娠高血圧症などの病気の原因になり、出産に影響してしまいます。
そのほか、食事で、できれば避けたい食べ物は、次のようなものがあります。
【妊娠中の食べ物で注意する物】
●カフェイン
血管を収縮させるため、赤ちゃんへの酸素や栄養の供給に支障が考えられます。
コーヒーを1日に1杯飲む程度ならそう影響はありませんが、飲み物はほうじ茶や麦茶にするのがベターです。
●一部の魚
メカジキやキンメダイは水銀の蓄積が多いため、週2回程度までにしたほうがよいです。
●添加物や農薬
妊娠していなくてもそうですが、できるだけ含まれていない食品を選びたいものです。
●アレルゲン食材
同じ食材や食品ばかりを毎日大量に食べていると、アレルギー体質になる可能性があります。
バランスよくいろいろな食材を摂りましょう。
【妊娠中の食べ物でおすすめの物】
積極的に摂りたい栄養素には次のようなものがあります。
●葉酸
妊婦向けに葉酸のサプリメントが市販されているくらい、葉酸は赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素です。
特に妊娠初期の赤ちゃんには不可欠です。
海藻や緑黄色野菜、レバーなどを積極的にメニューに加えたいものです。
●ビタミンB群
不足すると疲れやすくなったり肥満に拍車がかかったりします。
互いに相乗効果があるので、B群全体の摂取を心がけてください。
発芽玄米、魚、レバー、豚肉、納豆などに多く含まれます。
●鉄分
ママの貧血予防と赤ちゃんの成長に必要で、妊娠前の3倍必要になります。
アサリ、ひじき、納豆、小松菜。そら豆などに含まれます。
●ヨウ素
海藻類や魚介類に含まれ、たんぱく質や脂肪の代謝をよくする栄養素です。
妊産婦の食事のポイントは、栄養をバランスよく!!
妊産婦の食事のポイントは、バランスよく栄養を摂取することです。
おなかのなかの赤ちゃんは、お母さんの身体から栄養をもらっています。
胎児は母体からさまざまな栄養素を吸収しますから、妊娠中の女性は赤ちゃんの分まで栄養をとらなくてはなりません。
もちろん、栄養が足りないのはいけませんが、栄養過多の障害が近年では問題になりつつあります。
エネルギーばかり多い必要はまったくありません。
たんぱく質や鉄分、カルシウムなど、必要な栄養素を十分に過不足なく摂取することを心がけましょう。
妊娠中の妊婦の食事のポイント
1.バランスの良い食事
妊娠の前期は、つわりがひどくなりがちですから、食事はとりたくてもとれないことが多いです。胎児の発育もそれほど活発ではありませんから、さほど気に病むことなく、ゆったりと気持ちを楽にしてこの時期を乗り切りましょう。
むしろ大切なのは、後期になってからです。胎児の発達に障害が及ばないよう、過不足なくバランスの良い食事を心がけます。
2.たんぱく質、カルシウムを充分にとる
たんぱく質とカルシウムは胎児の発達と母体の維持の両方に欠かせない栄養素です。乳製品はたんぱく質とカルシウムを同時にとることができる優良食品です。
3.塩分は控える
塩分をとりすぎるとむくみや高血圧を招きます。妊娠中にかぎらず、1日10グラム以下に抑えましょう。
4.アルコールは控えめに
アルコールやカフェインの入った飲み物(コーヒー、紅茶、緑茶)は、胎児の成長に好ましくありません。たばこは未熟児や障害をもった子どもの誕生、早産の一因になります。